こんにちは。WEB担当の原です。

不妊治療は様々な検査結果やデータを基にして治療を行います。

しかし、治療を受けるのはヒトであり、ご夫婦であり、そこには必ず気持ちがついてきます。

決して、機械的に治療に取り組むのではなく、お互いに心のケアもしながら進んでいけたらいいですね。

さて、本日のQ&Aはこちらです。

今日は排卵日だから・・・というフレーズは不妊治療を進める上で一度は口に出した事があるかもしれませんが、是非これからはオブラートに包んで雰囲気を大事にしてセックスしてみませんか？

【Q】

ここ数ヶ月ほど主人とのHがうまくできません。

主人は３８歳で、まだ衰えるという年ではないとおもうですが。どうやら排卵日だけ！というのがプレッシャーになってるようなんです。

EDの始まり？とも思ってみたりしています。

また、自慰では、ちゃんとできているようなんですが、たまにインサートできても、射精まではいきつかなかったりで、悩んでいます。
私もこんなことが続くとHをする前から、またできなかったらどうしよう？と思い胃が痛くなり、はきそうになっています。

こんな状態でうまくいくわけないですよね？
もういっそ人工受精をしたほうが、両方とも気が楽になるのではと考えています。
夫婦二人とも次の子を望んでいるのですがね。どうすればいいのでしょうか？

【A】

ん？！　排卵日だけ？！
そう決めてらっしゃるのですか？
なんで？
排卵日にこだわるとどうしても今のような状態に陥りがちですね。
確かにお一人お子様がいらっしゃると、一発狙いになるので、効率よく排卵日ピッタンコに一回で済ませたいと思っちゃうのですよね。
でも男の方にとってはそれって、”こいつ、オレのペニスしか必要としてねえじゃんか”　という思いになってしまうんですね。
特に　”今日排卵日みたいやし・・・・”っていわれるともう萎えるしかない、って感じのようですよ。

そんな状態のときに人工授精、ってご主人から言い出されたのならともかく、貴女から人工授精なんて持ちかけたら本当のＥＤへまっしぐら・・・、ってなっちゃうかもよ。
できれば”排卵日”ってことをダイレクトにおっしゃらないで、どうやって”悩殺”するかをちょっと考えてみませんか。
いつも外来で貴女と同じようなことをご相談される方にお話しするのですが、セックス本番になると大半はご主人の努力にかかってますよね。だからセックスをするまでのお膳立ては女性の役目だと思うのです。
だからそれを　”排卵日”　という言葉だけで済ましちゃうと、手抜きですよね。
ご主人が　”ん？　なんか怪しいぞ。今日がんばれということなんかいな。”と思って下さるくらいに間接的に、そして、”かわいいとこあるじゃん”って思わせるくらいに・・。
“くそ、何でこんなことせにゃいかんのよ。シャンシャンがんばってくれればそれで済むことなのに・・。”　と思ってもぐっと隠して・・・。
初心に帰ってみる期間を少し作ってみて、それからでも遅くないのではないでしょうかね。

田村秀子婦人科医院　クリニックWEBサイト
http://tamura-hideko.com/

田村秀子婦人科医院　フェイスブックページ
https://www.facebook.com/tamura.hideko

田村秀子婦人科医院　ツイッター
https://twitter.com/hidekocl