田村秀子婦人科医院
田村秀子
 私共は平成3年より不妊専門クリニックとして様々な不妊症の方々と接して参りました。私自身も不妊症治療により出産してきたこともあり、患者さん達の目線で治療を行ってきました。私共の目指す不妊治療は「出来るだけ自然に近い治療で子供を授かる事」です。
 当院では最新の機器と技術をもって高度生殖医療を必要とする方には最高級の治療を行うことに尽力をしている一方、そのような治療が必要でない方には出来るだけストレスがなく、「治療をしている」という意識を持って頂かないような診療を目指しています。
 不妊治療というと「つらく耐え難い」というイメージを持たれる方が多いですけれど、その心の持ちようが不妊の原因になることが多いのは意外と知られておりません。まずはその人の心の持ち方や考え方、生活習慣などを聞き、その人だけのオーダーメイドな治療の提案をして参ります。その時にもストレスがかからないような工夫をしております。  当院の待合室に大きなポスターがございます。今までの妊娠した患者さんがどのような治療で妊娠したのかを一目でご理解頂けるものです。「田村秀子に会っただけで妊娠した」という項目があるのですが、他の項目と共にこの項目が増えてくることが私共の誇りです。
 最先端の不妊治療についてもお話しましょう。不妊治療はこの10年の間に飛躍的な進歩を遂げました。体外受精や顕微授精などの技術により今までに子供が出来なかった人にも授かるチャンスが出来てきました。しかし技術が先に進歩して心の部分がないがしろにされやすいのも事実です。不妊専門をうたう以上、技術が優れているのは当然です。そんな当たり前のことではなく、いかに心の部分のケアをいかに充実した上で最新の治療を行うのか、この部分に私共は注目しています。技術のバックアップがあるからこそ、またそれに自信があるからこそ、それを最大限にいかすための体と心のバランス作りを大切にしたいと思っております。
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甲状腺機能と不妊治療について

  • 2015年11月02日 |
  • Q&A |

こんにちは。Web担当の原です。

 

みなさんは、規則正しい生活をされていますか?

多少乱れることはあっても、食事と睡眠、適度な運動のバランスはあらゆる病気を退ける力があります。

 

これに加えて、定期的な健康診断を受けることも忘れないでくださいね。

 

 

さて、今回のご質問はこちらになります。

検査で異常がみつかったとしても落ち込むのではなく、適切な治療が受けられて良かった!

と前向きに考えられると、ストレスも軽減するかもしれませんね。

 

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【Q】

先日、血液検査をしたところ甲状腺ホルモンに異常が見つかりました・・・。

2人目を望んでいるのに、甲状腺の異常で卵巣の機能が低下しているとのこと。

こういう人には排卵誘発剤は聞きにくいと言われました。

 

今は、メサルモンというホルモン剤(更年期などに使うと聞きましたが)それを飲んで経過を見ています。

不妊専門の病院に診てもらっていますが、先生の話し振りでは甲状腺が悪いのは妊娠希望の私には致命的みたいな感じでお話されました。

まだ不妊治療らしきことはほどんどしていないのに・・・。

 

私には可能性はないのですか??

基礎体温は2層になっておりますが、卵胞はなかなか大きくなっていないようでした。

 

先生の患者ではないのにいつもすみません。

先生の所にも私と同じような方、来ていらっしゃいますか?

【A】
ハイハイ、沢山いらっしゃいますよ。

 

当院ではメサルモンのように間接的にではなく、メルカゾールやチラージンなど、直接甲状腺ホルモンを補ったり抑制したりするお薬を使ってます。
だから貴女よりももっともっと甲状腺ホルモンの状態の悪い方が沢山いらっしゃるということです。
こんなのお薬飲めば正常になるのですから、なんてこたぁないのですわいな。

 

 

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