
卵管造影検査後の不調について
- 2016年02月08日 |
- Q&A |
こんにちは。Web担当の原です。
排卵がうまく行われていないとき、実施される検査の一つに卵管造影検査があります。子宮内に造影剤を入れて、卵管の詰まりや癒着をみるこの検査の痛みには個人差があるようです。今回は、痛みに加えて嘔吐も経験した方からのご質問になります。
【Q】
一昨日、「子宮卵管造影検査」というものを受けてきました。
先週、不正出血があり、血液検査・細胞検査し、特に検査結果は何もなかったので、先生が造影検査しましょう。という事で受けました。
検査はとても痛く、友人からはそんなに痛くないと聞いてたのでビックリしてしまいました。
検査後、自宅に帰りゆっくりしてたら、夕方になり、嘔吐四回。
すぐに病院に電話しても、「もう少し家で様子を見て下さい。」と言われ結局、良くならず病院に行ったのですが、ぶどう糖の点滴のみ。
その後、家に帰ってからも発熱があり、今も微熱が続いています。
病院から貰った薬は、「ペングッド錠」「リカバリン」です。
その病院の対応に不信感が募り、どこか相談できるところはないかと、ネット検索してここにたどり着きました。
長い文章になってしまい、申し訳ありません。お返事、待っています。
私の考え過ぎなのでしょうか?
【A】
卵管造影をすると、造影剤が腹腔内に入りますから、それが腹膜を刺激しておなかの痛みが発生します。
さらに、卵管の通過性・運動性が悪いと痛みが増します。
造影剤は油性なので吸収が遅く、痛みは少し持続しがちです。
痛みが強いと、その神経刺激から、吐き気・嘔吐が起こります。
嘔吐が続くと若干脱水となり、微熱がでることもあります。
抗生物質は内服剤として処方されているようですから、脱水を補うため葡萄糖の点滴をされたのでしょう。
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