
年齢を重ねてからの不妊治療について
- 2015年02月18日 |
- Q&A |
こんにちは。WEB担当の原です。
2月は寒い日々が続きますね。
さて、本日は少しの間お休みしていた不妊治療を再開しようと思っていらっしゃる方からのご質問をご紹介します。
年齢も重ねているので、再度トライすることに迷いが生じていらっしゃいます。
以前ご紹介した「不妊治療はいつまで続けるべき?」というQ&Aと一緒にご覧頂ければと思います。
【Q】
はじめまして。
結婚10年目の41才です。
5年前から治療をして、AIHで子宮外妊娠になり、IVFで9週目に稽留流産しました。その後、IVFで2度妊娠したものの、化学的流産を繰り返し、検査の結果、自己免疫機能が基準値の倍あると言われ、精神的に疲れてしまい、2年前から治療を休んでいます。
休んでいる間に当然のことながら年齢を重ね、この年で治療を再開して大丈夫なのかと不安に思っています。子供が欲しい気持ちと、この年で子供を持って大丈夫なのか?という不安な気持ちが交錯して治療再開を躊躇しています。
高齢出産について、教えていただけないでしょうか?
妊娠はしにくくなるのか?
流産はしやすくなるのか?
障害児へのリスクは高くなるのか?
私のように不安に思う女性はいるのか?等、本当にこんなことで迷うなんて情けないのですが、ご回答いただければ嬉しいです。
【A】
高齢出産についてはいろいろな先生がHPなどでご解説されていると思うのでそちらをご参考になさってください。
たしかに40歳を過ぎると妊娠率が下がり流産率が上がります。
ダウン症などの染色体異常の率は徐々に上がり、43歳くらいで飛躍的に上昇し20%を超える、というデータもあります。
私思うに、治療を再開するかどうかは上記のようなことを参考にして考えるものではないと思うのですね。
こんなことを考えていたら、二の足を踏んで当たり前だと思うのですよ。
そうではなく、60歳になったときのご自分を想像してみましょうよ。そのときもし、残念ながら子供が居なかったとして、 ”自分は十分に努力した。結果にはつながらなかったけど、自分の努力に悔いはない。”、と思えるか、あるいは、 ”あの時もう少しがんばってたら、今頃は・・・・・。”、と思ってしまうか。
ちょっと考えてみませんか。
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