
凍結胚移植にプレマリンは必要なの?
- 2016年07月18日 |
- Q&A |
こんにちは。Web担当の原です。
みなさんは、不妊治療に関する情報をどこから得ているでしょうか?
インターネットは手軽に自宅から情報収集ができますし、本屋へ行けば不妊治療関連の書籍も数多く取り扱っていますよね。場合によっては、同じく不妊治療をされている方からのお話を聞く機会もあるかもしれません。
しかし、そこで得た情報が全てとは限りません。
今回のご質問は、以前ご紹介した「不妊治療の知識だけが膨らんでいませんか?」と併せてお読みくださいね。
【Q】
はじめまして。先生にお聞きしたいことがあります。
今周期は凍結胚を移植するのですが、生理3日目からプレマリンを飲むことになり、排卵のない状態を継続させるために妊娠判定後も4ヶ月まで続けるようにと言われました。
前回プレマリンの副作用がひどく、日常生活もできないほどだったので今から憂鬱なのと、先ほどプレマリンについて調べていたら『妊娠中、妊婦は服用禁止』とまでありました。
主治医を信用していない訳ではないのですが、妊娠2〜3ヶ月に飲んでも胎児に影響がないのでしょうか。
どうぞアドバイスをお願いいたします。
【A】
凍結胚移植の方法にはいろいろありますが、自然排卵周期はキャンセル率が高くなるので、多くは排卵のない状態をつくって移植を行います。
卵が育たなければホルモンは出ませんから、それを薬で補うわけです。
もちろん妊娠してからもホルモンは必要ですから、ホルモンの補充はしていかなければならないのですよ。
貴女がお調べになったプレマリンの禁止事項は排卵して妊娠したことを前提としての話ですから、凍結胚移植の場合は無視されたらいいです。
いずれにせよ、凍結胚移植の場合のホルモン補充方法として確立された一方法であり、専門家が行っていることなのですから、むやみに外からの情報で左右されないようにしましょうね。
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